令和6 年香美市議会定例会12 月定例会議
令和6 年11 月29 日( 金曜日)
~~~~ここから~~~~
次に、教育⻑の不在問題についてです。
教育⻑の選任につきましては、⾹美市の教育委員 4 名の合意を得てからの議会提案という慣例に従い、ご了承を得るべくご説明を続けております。
これまで議⻑・副議⻑に進⾏をお願いして、11 ⽉ 25 ⽇に7回⽬の会議を開催しております。現状は、第1回⽬の会議で合意できた「第2期教育振興基本計画を進められる⽅」という共通認識に基づき、ご説明を続けていますが、まだ具体的な⼈選の合意までには⾄っておりません。
私としましては、教育委員会が掲げる学園都市構想が、どういったものかを明確にして頂き、私が考えている構想と、何が同じで何が違うのかを明確にする必要があると思っております。
また9⽉議会以降で、⼭⽥⼩学校PTA会⻑、鏡野中学校PTA会⻑、⼩中学校⻑で組織された校⻑会の皆さまと、意⾒交換をさせて頂きました。
私からは、第2期教育振興基本計画を⾼いレベルで実現させるためには、PTAの皆様や、⾹美市⺠のご協⼒が不可⽋と考えており、私と教育委員 4 ⼈だけで協議するのではなく、PTAの皆様にも議論に加わっていただきたいと考えている旨、お答えしました。
例えば、市⺠向けの説明会として、まず私が考えている構想を発表し、次に教育委員から学園都市構想を発表して頂き、ご参加の市⺠からご質問を受ける形で、共通したイメージを導き出せないかと考えております。
私としましては、引き続きご説明を続け、教育委員の皆様から早期の合意が得られるよう、努⼒してまいります。
(以下略)
~~~~ここまで~~~~
山﨑眞幹議員質問
令和6 年香美市議会定例会12月定例会議会議録( 第4号)
12月12日木曜日
議会中継・・・映像でご覧いただけます
ここをクリック
以下、PDFファイ160~168ページをテキスト文書化。(表示3~11ページ)
https://www.city.kami.lg.jp/uploaded/attachment/46803.pdf
~~~~ここから~~~~
○ 1 7 番( 山﨑眞幹君) おはようございます。1 7 番、山﨑眞幹でございます。無会派でございます。1 年もあっという間に過ぎまして、いよいよ来年の「あんぱん」放送がそこまで迫っています。今回、自分は1 1 番目ということでこの順番になったんですけど、いつもは自分が抽せんくじを引くんですけど、今回は同僚議員にお願いして引いてもらいました。絶好の場所を引いていただきまして大変感謝しております。来年の「あんぱん」に向けて、皆さんが少しでも幸せになれるように質問していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
まず1 点目、教育長不在問題からでございます。
教育長の不在が長期になっているために、各方面から心配の声が上がっております。人事案が否決されたことを報じた5 月2 2 日付の高知新聞の記事では、依光晃一郎市長は全くの想定外だとし、今後、議会側に理解を求めた上で6 月以降に再提出する考えを示したと報じられております。6 月以降から既に6 か月が経過しましたが、市長は再提案に向けて、依然、慎重な姿勢を続けております。
教育長の職務は、教育委員会の会議を主宰し、教育委員会の権限に属する全ての事務をつかさどり、事務局の事務を統括し、所属の職員を指揮・監督することであり、長期の不在は本市にとって好ましいものではなく、朝ドラ「あんぱん」の放送により本市の知名度が爆上がりするのは間違いないわけですけれども、「愛と勇気の物語のまち香美市」に暮らす幸せ感、私が言っているG k H のことなんですけれども、このマイナス要因となっている事態は早急に解消しなければならないと考えております。また、昨日の一般質問でも、大栃小・中学校の統合案についてという質問事項の中で、同僚議員から、市長の信頼する教育長の下でという言及もございました。
教育委員や議員に意見を聞く機会を設け、自身が説明を重ねて理解を求めるという趣旨で、議長及び副議長を進行役として行われた市と教育委員の皆さんとの間での話合いは、1 0 月9 日から1 1 月2 5 日まで都合6 回行われ、1 1 月2 5 日をもって一旦終了になりましたけれども、話合いの内容は議事録を閲覧した議員には共有されております。
そこで、これまでの議論の流れを踏まえつつ、市長の再提案に向けて障害となっていると思われる2 つのポイントを中心に、まずは一定の整理を行いたいと思います。
それでは、① です。市長が所信表明で触れられていた、山田小学校、鏡野中学校P T A 会長、校長会での意見交換の際に市長が行った説明の概要と、相手方から出された質問や意見等の概要をお尋ねしたいと思います。
○ 議長( 小松紀夫君) 市長、依光晃一郎君。
○ 市長( 依光晃一郎君) まずもって、教育長不在が長期化しておることにつきまして、おわびを申し上げたいと思います。
御質問ですが、山田小学校、鏡野中学校P T A 会長につきましては、1 0 月2 2 日にお二人で市長室に来ていただきまして、御要望をお受けいたしました。具体的には、教育長不在問題の早急な解決に関する嘆願で、1 、教育方針の決定や遅延、2 、学校現場の不安定さ、3 、地域全体の教育レベルの低下への懸念という3 つの視点で御意見をいただきました。この要望につきましては、1 1 月6 日に私から書面で御回答させていただいております。内容は、教育長決定に至らない理由、教育委員4 人との話合いの論点、そして、そもそもこの問題は、将来の香美市の教育に関わる大きな論点であるので、私と教育委員4 人だけで議論するのではなく、P T A の皆さんとも議論すべき内容であるとの考え方から、私自身がP T A の皆さんに御説明させていただく機会をつくっていただきたいと書かせていただきました。
また、校長会の皆さんにつきましては、1 1 月1 3 日に校長先生1 0 人全員でお越しいただきました。教育長不在状況の早急な解決に向けた要望書ということで、具体的には、宮地教育長職務代理者をトップとする教育委員会体制への御心配、また、保護者や地域の方々の協力をいただきながら発展してきた、香美市の教育の特色が失われることへの不安などでした。私からは、これまでの経緯を御説明し、校長先生お一人ずつから御意見をお聞きいたしました。このお話から私が感じた、校長先生たちが特に御不安に思われている主な内容は2 つでした。1 つ目は、来年度予算に関すること。このことにつきましては、私が直接学校ごとの要望を把握する旨をお答えいたしました。本来は教育長を間に挟むのでしょうが、これまでも、予算につきましては前教育長とはやり取りをしたことはありませんでしたので、学校関係予算につきましては、来年度はむしろスムーズな予算編成になると考えております。全体的な予算を見ながらですが、できる限り校長先生の御要望に沿って予算化する旨をお約束しております。2 つ目は、来年度の教員人事についてです。このことにつきましては、私の力ではどうしようもないため、おわびを申し上げました。一方で、高知県教育委員会の長岡教育長からは、教育長がいないとしても、香美市教育委員会が他の市町村より見劣りする体制にはならないとの確約をいただいております。私としましては、校長先生のお手を煩わすことは避けたいという思いから、P T A や保護者から教育長問題について学校長にクレームがあった場合には、私が直接出向いてP T A や保護者とお話しさせていただき、学校長の負担にならないよう対応する旨をお約束いたしております。
○ 議長( 小松紀夫君) 1 7 番、山﨑眞幹君。
○ 1 7 番( 山﨑眞幹君) それでは、先ほどの市長の説明にもありました、まず、障害となっていると思われる1 つ目のポイントです。教育委員との合意について、ちょっと確認していきたいと思います。
② です。
市長は、1 1 月1 1 日の土佐山田小学校P T A 会長に宛てた嘆願書への回答の中でも、香美市におきましては、教育委員4 人の御了承をいただいた後に、議会にお諮りすることが慣例となっておりますと、教育長の選任については、教育委員の合意を得た後に議会に提案したいと、このようにおっしゃっていたと思いますが、教育委員の皆さんも同様の見解なのか。つまり、市長の再提案に際しては、教育委員の皆さんの合意が必要だと考えておられるのかどうかをお尋ねしたいと思います。
○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。
○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) おはようございます。お答え申し上げます。
先ほど議員もおっしゃいましたとおり、市長と教育委員の話合いにつきましては、10 月9 日から1 1 月2 5 日まで6 回行いました。その際、教育委員としましては、9 月定例会議で御答弁申し上げましたとおり、前教育長ではなく、別の方の名前を挙げて話合いに臨んだものでございますが、市長が5 月臨時会議で提案して否決された方に一貫して固執されましたため、合意には至らなかったのが現状でございます。1 1 月1 3 日に市長と話合いをした際には、我々教育委員は市長が5 月臨時会議で提案して否決された方については合意しませんと、しかし、教育長不在の状態がこれ以上長く続くことは、子供たちや保護者、市民に対する教育行政が進展しないので耐えられないと、議案提出権は市長にしかございませんので、どうぞ議会に議案提出をしてくださいと市長に申し上げました。これが教育委員全員の最終的な結論でございます。
以上でございます。
○ 議長( 小松紀夫君) 1 7 番、山﨑眞幹君。
○ 1 7 番( 山﨑眞幹君) ちょっと確認ですけれども、議案提出をしてくださいということは、別に合意は必要でないという理解でいいですか。
○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。
○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) お答え申し上げます。
先ほど御答弁申し上げましたとおり、市長には議案提出権がございますし、教育委員にはございませんので、市長の権限に沿ってどうぞお願いしますという意味でございます。
以上でございます。
○ 議長( 小松紀夫君) 1 7 番、山﨑眞幹君。
○ 1 7 番( 山﨑眞幹君) 分かりました。この合意ですけれども、ちなみに、平成27 年3 月3 1 日までの旧制度では、市長が議会の同意を得て非常勤の教育委員を任命して、そして、教育委員会がその中から常勤の教育長を任命するという立てつけでございましたので、教育長は教育委員の合意があって選ばれている形にはなっています。そうですね、合意は必要ないということで。
③ です。
これはちょっと適当かどうか分かりませんけれども、取りあえず通告しましたのでお尋ねしたいと思いますが、両者の合意が提案に向けた必要条件であるとするならば、この件はどちらかが入れ替わるまで解決しないと思いますけれども、それぞれの見解をお尋ねしますということで一旦お聞きします。
○ 議長( 小松紀夫君) 市長、依光晃一郎君。
○ 市長( 依光晃一郎君) まず、合意に私自身がこだわっている理由は、やはり市長部局と教育委員会は一体でまちづくりを行うべきだと思っております。これまでの議会でもありましたとおり、香美市の教育行政を考えたときに、建物を建てるときであるとか、執行部との責任のなすり合いみたいなこともあったと思っておりまして、市長として、その部分は解決したいと思っております。
また、今回、その合意というところにこだわるもう一つの理由につきましては、やはり、私と教育委員の皆様との意見の相違が、議会の皆様方から不安視されておるので否決になったと、私自身は理解しております。この点に関しましては、私が提案した方に問題があるのではなくて、これまでの考え方の違いが大きいものと思っております。私は、生涯学習という社会人まで含めた教育の在り方、教育行政を望んでおります。一方で、教育委員の皆様方は、義務教育に特化した形で思われております。ここのところが一番大きなポイントではないかなと思います。教育委員の皆様方から御推薦いただいた方につきましては、実は2 月1 4 日にも挙げられていた名前でありました。なぜ私が提案した方が駄目なのかということについては、教育委員との話合いによりまして、義務教育籍ではない方を御提案したことが、教育委員の皆様に御納得いただけない理由であると考えています。
そして、私自身が今後どうしていったらいいのかを考えたときに、住民の教育委員会へのニーズは、例えば、高等学校等奨学金廃止について署名運動が起こったように、高校生や大学生への支援、また、先日議会からいただきました、香美市外の高等学校に通学する者への対策も視野に入れた新たな支援策を行うという提言など、義務教育を超えたニーズがございます。本定例会議冒頭で提案させていただきましたが、P T A や住民も含めて議論すれば、教育委員の皆様にも、私が言う高校生や大学生も含む生涯学習支援都市という考え方への御理解が得られるのではと考えております。私としましては、引き続き教育委員の皆様に分かっていただけるよう努力してまいりたいと考えております。
○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。
○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) お答え申し上げます。
先ほど市長がおっしゃいましたけれども、私も市長と教育委員会が一体となって行政を進めていくことについては、全く異論はございません。後段に言われました、いわゆる生涯学習と義務教育につきましては、若干、考え方に相違がございます。これについては、何度もこれまで市長にも申し上げてきたわけですけれども、なかなか分かっていただけない部分もございました。
そこで、先ほども申し上げましたけれども、市長には提案権がありますので、議案提出をしていただければと思います。ただ、何度も言っておりますけれども、人事案でございますので、我々教育委員は、市長が5 月臨時会議に提案して否決された方については、合意はできないのが見解でございます。
以上でございます。
○ 議長( 小松紀夫君) 1 7 番、山﨑眞幹君。
○ 1 7 番( 山﨑眞幹君) ちょっと自分の意図しているところと違う答弁をいただきました。もっと簡潔でいいんですけれども、解決しないのか、するのか、どっちかが入れ替わるまで解決すると思っているのか、そうじゃないと思っているのかだけを聞きたかったんです。お願いします。
○ 議長( 小松紀夫君) 市長、依光晃一郎君。
○ 市長( 依光晃一郎君) 今のところはそういうことかなとも思いますが、私としましては、しっかり努力したいと思っております。
○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。
○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) お答えします。
どちらかが入れ替わるまでとは考えておりません。
○ 議長( 小松紀夫君) 1 7 番、山﨑眞幹君。
○ 1 7 番( 山﨑眞幹君) じゃあ、取りあえずこの部分は一旦ここまでにして、次、④ に行きたいと思います。
市長が提案をためらうに2 つ目のポイントとしては、人事案を二度にわたって否決されることは自身の進退に関わることだという、自身の発言だと思われますけれども、この点に関して、教育委員の皆さんの見解をお尋ねしたいと思います。
○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。
○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) お答え申し上げます。
市長の御発言につきましては市長御自身のことでございまして、我々教育委員会としての見解は差し控えさせていただきます。
以上でございます。
○ 議長( 小松紀夫君) 1 7 番、山﨑眞幹君。
○ 1 7 番( 山﨑眞幹君) 差し控えることは、関わるかもしれんし、関わらんかもしれんということですか。
○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。
○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) ここでは見解を述べないということでございます。
○ 議長( 小松紀夫君) 1 7 番、山﨑眞幹君。
○ 1 7 番( 山﨑眞幹君) ということだそうでございます。
じゃあ、⑤ に移ります。
両者はこの間十二分に協議を行いまして、市長が教育委員の質問等についてそれぞれに見解を述べております。議員の皆さんには、先ほど申しました議事録を共有していますので、読まれた方は分かると思います。教育委員は、市長の推す人物が誰で、どのような理由から推しているのかについては分かったけれども、その提案には合意できないという理解で、これは何度も確認してごめんなさい、いいのかをまず一旦お聞きします。
○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。
○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) そのとおりでございます。
○ 議長( 小松紀夫君) 1 7 番、山﨑眞幹君。
○ 1 7 番( 山﨑眞幹君) それでは、⑥ です。
ここで、なかなか市長は、すぐ次に向かって提案しそうにないので、何とか、そうじゃないよと、すぐ提案してもいいし、しなきゃ駄目だよということを、ちょっと言わせてほしいなと思います。
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4 条の任命は、教育長は、当該地方公共団体の長の被選挙権を有する者で、人格が高潔で、教育行政に関し識見を有するもののうちから、地方公共団体の長が、議会の同意を得て、任命するとされております。この法律の改正に当たって、衆参両院で行われました国会議論を集めた、地方教育行政改革と新しい教育委員会というレポートでは、教育長の資格要件、教育行政に識見を有するものの意味に関して、新教育長は行政法規にも通じ、組織マネジメントにも優れるなどの資質が求められることから、法律上、教育行政に識見があるものという要件を定めており、この教育行政に識見があるものとは、教育委員会事務局や教職員の出身者だけではなくて、教育行政を行うに当たり必要な資質を備えていれば幅広く該当すると考えているという旨の答弁がなされたこと、また、議会同意に際しての資質・能力チェックとしてまとめられた文章では、首長による教育長の任命に際して議会に期待される同意プロセスの在り方に関して、新教育長についてはこれまで以上に職責が重くなることを踏まえ、例えば議会同意に当たって所信表明を聴取するなど、議会において教育長の資質、能力をより丁寧にチェックすることが期待される旨の答弁があります。加えて、教育長任命に当たり議会の同意を必要とする理由に関して、重要な職責を担う新教育長の人選はこれを慎重に行い、ふさわしい資質能力を担保し適材を確保する観点からである。議会の議員の所属政党は構成が様々で必ずしも政治的に中立ではないからで、議会同意は教育の政治的中立性の担保のための手段ではない旨の説明があったと記載されております。
これまでの本市議会の慣例としては、人事案について質疑、討論を行わないということがありまして、私自身もこの部分を見落としていましたけれども、市長もこの部分の重要性を認識し切れていなかったと思います。今回の事態は、教育長の任命に至って、これらの意味を理解して手順を踏まなかったことが招いた結果ではないかと考えております。ここのところですね、さっきも言いましたけど、議会同意に当たって所信表明を聴取するなど、議会において教育長の資質、能力をより丁寧にチェックすることが期待されるという部分なんですけれども、このことについては市長も足りなかったということで、再三にわたって反省の弁も述べられておられます。法改正の趣旨について、当時の下村文部科学大臣は、政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、1 つは教育行政における責任体制の明確化、2 つ目に迅速な危機管理体制の構築、3 つ目に地域の民意を代表する首長との連携の強化を図り、4 つ目にいじめによる自殺事案等の問題に対して国が最終的な教育行政の責任を果たせるようにすることなどによって、教育委員会制度の根本的な改革を行おうとするものであるという旨の説明を行っております。
本市も、一日も早く改正の趣旨に沿った体制を整え、必要な教育行政の推進を図るべきだと考えます。提案権は市長にのみ与えられておりますので、議会に対して再度所信表明を行った上で、一日も早く再提案を行うべきだと考えますが、見解をお尋ねいたします。
○ 議長( 小松紀夫君) 市長、依光晃一郎君。
○ 市長( 依光晃一郎君) 私は、これからの教育長像に関しましていろんな課題があると思っておりまして、それをしっかり解決していける方にやっていただきたいと思っております。人口推計に基づく今後の子供の数を考えたときに、このままでは将来的に小・中学校の統廃合、そして、山田高校も存続できなくなるのではと、私自身が危機感を持っております。そういう意味では、1 0 年後、2 0 年後の教育の在り方をも考えて、生涯学習支援都市という特色あるまちづくりを掲げ、市長選挙にも立候補し、今ここに立たせていただいております。この考え方を実現するためのプロセスとして、今、教育委員の皆様と話合いを続けているという認識でございます。教育委員の皆様としっかりした合意が得られないままに教育長を選んでも、結果として、私の考える市の将来ビジョンとのギャップから、市政の運営はスムーズにいかないのではと考えております。
また、所信につきましては、教育長を選ぶ際、議会の皆様方に資質をチェックしていただくことにつきまして、例えば、新しく教育長になられようとする方が所信を述べられる。私自身も、提案説明を5 月臨時会議でさせていただいたときには、一定、私がお願いしたいという方のこれまでの御経歴も披露し、こういった方ですということで、ある意味、自信を持って御提案させていただきました。当然、議会の皆様方も御納得いただけるであろうと思っておりましたが、そこではなくて、やはり、教育委員との合意が得られていなかったことに対する御不安から、否決されたものと思っております。そういう意味では、私自身の進退ではなく、そもそも香美市の教育がどうあるべきかというところを、今、しっかりやらなければいけないと思っておりますし、冒頭に述べましたように、1 0 年後、2 0 年後の人口推計も含めまして、ちょっと時間はかかっておりますけれども、しっかりベクトルを一致させることが、1 0 年後、2 0 年後の香美市にとってもいいことであろうと思っております。
提案に関しましては、私の考える義務教育だけではない、社会人も含めた生涯学習というまちづくりをするのか、また、教育委員の皆様が言われるように、小・中学校だけでいいんだという教育行政の在り方なのか、そこを住民の皆様にお聞きするような機会も必要ではないかと考えています。
○ 議長( 小松紀夫君) 1 7 番、山﨑眞幹君。
○ 1 7 番( 山﨑眞幹君) 市長の言われることは一定理解するものでありますけれども、そこまでかたくなにやる必要もないなとも思っています。教育委員と教育長の立場というものは、教育委員は教育長に対してチェックする機能を持たされているわけですね。だから、そこにおいて、市長がこれまでるるずっと述べられてきて、同じ方なんですから、そこが変わらない以上、そこに置いてみて、上げてみて、やってみて、もう少し議員の皆さんにもね、自分はさっき言ったように、これまでの慣例があって、それほどどういう方なのかをチェックするという気持ちというか、議会としてですよ、議員個々の話ではなくて、議会としてチェックするという気持ちは、あんまり自分自身も含めてなかったんじゃないかなという気がしてるわけですね。だから、そこのところの思い違いもあるし、あと、やっぱり市長が提案する方が、これこれの目的でこういうことを期待してお願いしますと、それに対して、教育委員は同意、合意するんじゃなくて、その方が、市長の言われるようにちゃんと任務を遂行できるのか、しているのかをチェックすることが期待されていることなんですよね。
だから、もうこれ以上、ある種言葉が正しいかどうかは分かりませんけれども、こういう事態を長引かせる必要はないと、教育委員も別に合意は必要ないとおっしゃっているし、これ以上幾らやっても、合意なんてことにはどう考えても行き当たらない。市長の言われることは分かりましたと、じゃあ、おやりになってみてくださいという状態なんじゃないかなという気はしないでもないですけど。そこのところは、やっぱりもう早く一旦決断したほうが、皆さんの安心でもないですけど、次のステップに向かって道が開けるというか、見えることになると思うんですけれども。市長の言われる説明したいということは分かりますけれども、もう説明しても、結局、その方がそのポジションに行けなければ、確かに教育振興基本計画がありますけれども、行けなければ、言われることはある種実現できないわけで、新教育長の任期は3 年になっていますが、その3 年の意味は、市長が4 年の任期ですので、その市長が4 年の任期のうちに一度は自分の思う教育長を提案できると、その権利を担保している制度なんですね。だから、もう早く、私の考えとしては、多分、いろんな嘆願書を出している皆さんもそういう意味合いで話をされていたと思います。ある種かたくなというか、自分が見たらそう見えるがですけど、それはもうちょっとこう柔らかくじゃないけど、取りあえずもうその人しか出す人がいないわけですから、議員の皆さんもずっと聞いてきています、見てきています中で、本当にどこかが変わるとかいう話になってくると、市長の在任中に一度も自分の思う教育長を示せずに終わる可能性だってあるわけで、どうですか、やっぱり指名しませんか、朝ドラ「あんぱん」が始まる前に。
○ 議長( 小松紀夫君) 市長、依光晃一郎君。
○ 市長( 依光晃一郎君) 先ほども御提案がありましたので、議会の同意でありますし、私自身が言ってしまったことではありますが、2 回否決したらという話もありますので、ちょっと議会の皆さんともしっかりと相談させていただきたいと考えております。
○ 議長( 小松紀夫君) 1 7 番、山﨑眞幹君。
○ 1 7 番( 山﨑眞幹君) 議会としっかりと相談というか、協議をするようにと国のほうでも言っていますので、そこのところをよろしくお願いして、本当は分かりましたと言ってほしかったんですが、なかなか説得力がなくて申し訳ないですけれども、この制度の意味合いについては一旦ちょっと整理した上で、もう次に進むべきだという話は少しできたかなと思いますので、この件に関してはこの辺でとどめておきたいと思います。
次に、2 点目の地区計画についてお尋ねしていきたいと思います。
(以下略)
~~~~ここまで~~~~
西村剛治議員質問
令和6 年香美市議会定例会12月定例会議会議録( 第4号)
12月12日木曜日
議会中継・・・映像でご覧いただけます
ここをクリック
以下、PDFファイ160~168ページをテキスト文書化。(表示3~11ページ)
https://www.city.kami.lg.jp/uploaded/attachment/46803.pdf
~~~~ここから~~~~
大きな6 番、教育長の長期不在における責任についてです。 これについては、先ほど直前に眞幹議員が教育長の問題を取り上げられまして、いろ いろ新しい情報というか、分かったことがありましたので、正直申しますと、少し時間 を置いていろいろ精査してみたいなと思うところなんですけど、そうもいきませんので、 通告を基に自分が気になっている点をストレートに伝えていきたいと、問いかけていき たいと思っておりますので、よろしくお願いします。 香美市において、教育長が不在になって半年以上が経過いたしました。想像をはるか に超えて長期化してしまった教育長不在の不安に対して、教育現場、保護者、市民の間 からは、これまでに、早期の教育長不在の解消を望む要望書が複数、直接市長の下に届 けられていると先ほど説明がありました。しかし、そういった教育委員会の早期正常化 を願う市民の思いとは裏腹に、今1 2 月定例会議にも、現時点ではありますけれども、 新たな教育長人事案は提出されておらず、年内には何とか教育長不在を解消してほしい という市民の希望も、厳しい現実に変わってしまいそうな予感がします。 これまでに何度も述べてきておりますけれども、教育長の長期不在というのは、まさ に教育行政にとっての異常事態、緊急事態であります。教育とは、多様な子供たちの進 級に合わせて、年度単位できめ細やかに取組を進めていくオーダーメイド的なものであ り、それだけに予想外の変化や問題が起こりやすいという緊張感も必要な仕事でありま す。その香美市の教育行政全般をつかさどる組織のトップが半年以上も空席のままであ ることは、市民にとって悲劇以外の何物でもないと思います。教育長不在が半年以上と いうのは、恐らく全国的に見てもそんなに事例はないのじゃないかなと思っており、ち ょっとそこら辺を議員としては非常に重く思っているわけです。この先も教育長の不在 が長期化するのだとすれば、どうしても気になるのが緊急時対応の面についての危惧で あります。以下を問います。 ( 1 ) です。 まずは、現状確認として、先ほどもちょっと説明がありましたけれども、協議の進行 状況について、市長にお伺いしたいと思います。 ① です。 1 0 月、1 1 月の間に、非公開でかなり頻繁に話合いが行われたと聞いております。 その話合いの中で、多少意見の違いがあったかとは思いますけれども、協議によって、 人物像、人選の方法といったものについての協議は進展したのでしょうか。 ○ 議長( 小松紀夫君) 市長、依光晃一郎君。 ○ 市長( 依光晃一郎君) 進展しておりません。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) していないですね、そこまではっきり言うのであれば。2 か 月、半年間かけて進展しなかったというのは、やっぱり何か一方的な問題ではなくて、 双方、教育委員側、市長側の両方に何かしら問題がなければ、大の大人が、しかも組織 の上に立つような大人が話合いをして、何の成果も得られませんでしたとは、ちょっと そんなことがあるのかなとやっぱり思うわけです。ただ、先ほどの眞幹議員の一般質問 の中で、教育委員側としては合意が必ずしもなくても、市長権限の中で対応していただ くことについては構わないとなっておりましたし、個人的には、先ほどの眞幹議員では ないですけれども、市長からの提案が近いのかなと正直期待したところであります。 ② になります。 期待を込めてお伺いしますが、議会への人事案提出はいつになるのか。ちなみに、前 回は全くの未定ですと、こちらも端的に答えられてしまったのですが、もし、そうであ るならば、せめて、年度内なのか年度をまたぐぐらいで考えているのか、現在の市長の 認識で構いませんので、一旦お答えいただけたらと思います。 ○ 議長( 小松紀夫君) 市長、依光晃一郎君。 ○ 市長( 依光晃一郎君) 山﨑議員の一般質問の中で、教育委員から合意は必要ない というお話がありました。一方で、市長と教育委員の意見が非常に合わないことは事実 であります。いつになるのかお示しすることはできませんが、山﨑議員からのお話もあ りましたので、議会とは一度相談させていただきたいと考えております。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) 印象として、市長としてはもうほぼ人選は固まっているんだ ろうなと思います。であるならば、いつまでも人事案を出さないのは正直間違った選択 であると思うわけです。忘れていないとは思いますけれども、最終的には議会の同意が なければ、どのような人事案でも絵に描いた餅でなってしまう可能性もありますし、白 紙になってしまうこともまた起こり得る状況であると分かった上で、さらに議会に対し てしっかりと説明をする姿勢を口にしていただけていますけれども、しっかりと議会に 対して説明を始めると言ったらいいんでしょうか、していただきたいなと思います。 そして、先ほどちょっと答弁でもありましたけど、所信表明を提案するということは、 僕もちょうど市長に機会があれば提案したいなと思っていたので、そういったことも考 えられているということで、今後の展開を期待して質問を続けさせていただきます。 ( 2 ) です。教育長不在における「責任」の所在についてであります。 今年の夏、高知市では児童が亡くなる痛ましいプール事故が発生し、教育長が責任を 取り、交代する事態となりました。その際に驚いたのは、新たな教育長決定までの期間 が1 週間程度だったということです。組織のトップの交代で空白ができてはならないと いう考えの下、水面下で関係者が最大限の努力をされた結果だったのではないかと推測 いたします。 一方で、香美市であります。教育長不在期間が解決の見通しを示されないまま半年を 超える状況の中で、やはり心配になるのは、まさに今、緊急事態、非常事態、大地震等 が発生した場合に、しっかりとした対応ができるのか、そして、その際の責任の所在は 明確なのか、その辺について気になっております。以下を問います。 ① です。 本来、教育長が集権的に担うはずであった教育の責任の所在について、組織の長であ る教育長不在期間に教育委員会の所管で事件・事故が発生した場合、また、前例がなく、 容易には解決できないような事案が生じた場合の責任は、誰が負うことになっているの でしょうか。 ○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。 ○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) お答え申し上げます。 教育委員会が所管する学校、その他の教育機関において、事件や事故が発生した場合、 教育委員会に瑕疵があれば教育委員会の責任となります。ただ、事件・事故には様々な ことが考えられますので、その事件・事故の個々について責任の所在を判断することに なります。前例がなく解決が簡単でない事案についても、一くくりには申し上げること ができませんので、お許し賜りたいと思います。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) 先ほど、教育委員会の責任とおっしゃいましたけど、それは イコール教育長であるというのは、ちょっと考えとして間違っていますか。 ○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。 ○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) 教育委員会の代表者は教育長でございますので、 教育長が責任を取る場合もございます。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) ちょっと質問の仕方を変えたいと思います。② です。 教育長不在期間の現在、教育長職務代理者は、教育長が本来果たすべき責任の全てを 丸々請け負う立場になっているのか、お聞かせください。 ○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。 ○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) 先ほど、山﨑眞幹議員もおっしゃっておられま したけれども、教育長は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第1 3 条で、教育 委員会の会務を総理し、教育委員会を代表すると規定されております。つまり、教育委 員会の権限に属する全ての事務をつかさどるのと、教育委員会事務局の事務を総括し、 所属の職員を指揮、監督するものとされております。教育長職務代理者につきましては、 この条の第2 項に規定がございまして、法律上、教育長の権限に属する一切の職務を行 うものとされております。したがいまして、教育長職務代理者の任期中は、基本的に教 育長と同じ責任があると考えております。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) 教育長職務代理者は、非常勤であるのにもかかわらず、特別 職、教育長と同じ責任を負わされて、日々仕事をしていただいていると。そう思うと非 常に頭が下がるところであります。 ③ についてです。 同様に、教育長不在期間がある場合、同じように非常勤である教育委員に、教育長の 本来果たすべき責任が新たに加わるということはあり得るのでしょうか。 ○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。 ○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) 先ほどお答えいたしましたように、教育長職務 代理者は、教育長の権限に属する一切の職務を行うこととされております。ただし、職 務代理者の行う職務のうち、具体的な事務の執行と職務代理者が自ら事務局を指揮、監 督して事務の執行を行うことが困難である場合、地方教育行政の組織及び運営に関する 法律第2 5 条第4 項に基づき、その職務を教育委員会の事務局職員に委任することが可 能とされております。こうしたことから考えますと、教育長職務代理者は、基本的に教 育長と同じ責任があるものの、非常勤でございまして、全ての事務を指揮、監督して執 行することは難しいため、このような法解釈がなされておると思っております。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) つまり教育委員は、教育長不在期間があったとしても責任に 変わりはないということですね。 ④ です。 そうしましたら、今度は、教育長不在期間中に市長が教育長の本来果たすべき責任の 一部を負うことはあるのか、あり得るのかと聞いたほうがいいのかもしれませんけれど も、端的で構いませんのでお答えください。 ○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。 ○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) 教育長の不在期間中は職務代理者が職務を行い ますので、市長が教育長の代わりに職務を行うことは考えられません。先ほど申し上げ ました、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第1 条の3 第4 項の、地方公共団体 の長に対して、第2 1 条に規定する事務を管理し、または執行する権限を与えるものと 解釈してはならないという規定に抵触することになります。なお、第2 1 条は教育委員 会の職務権限を規定したものでございまして、第1 号から第1 9 号までございます。 以上です。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) よく分かりました。市長は教育委員会の非常事態であっても、 その業務に責任を負うことはできない、関われないことがしっかり定められているとい うことです。 ( 3 ) に移ります。市長の取るべき姿勢、責任について述べさせていただきたいと思 います。 教育長人事案が否決された直後の6 月定例会議一般質問で、私はこのような質問をさ せていただきました。少し長いですけども読ませていただきます。前文省略で、教育委 員会制度の根幹にあるのは、教育の首長からの独立性の尊重であり、市長は教育行政の 過度な介入を行わず、中立公正な対応を改めて心がけるべきではないかと考えます。そ の上で、現在の教育委員会制度において、特に扱いが難しいのは、市長が教育長を任命 できるとされる点であります。教育の独立性をうたいながら、一方で、自治体の長にそ の教育長の任命権限が与えられる仕組みについて、市長はどのように考えるか。これが 私の問いでありました。そして、その際の市長の答弁はこうです。首長が直接教育長を 任命することにより、首長の任命責任を明確にするものであると、非常に端的に述べら れました。私はこのとき、内心、さすが議員歴の長い市長であり、また、法への理解、 問題の本質を十分理解しているのだなと思ったところでした。ただ、やっぱりこうやっ て6 か月たってきますと、あのとき市長が述べられた任命責任というのは一体何だった のか、教育長不在が長期化することによって非常にぼやけてしまったように感じる、そ の市長の権限、責任の部分について問いたいと思います。 ① です。 まず、確認ですけれども、教育長不在が理由で教育長の代わりに市長が教育委員会の 業務、または、教育委員会の職務に指示を出す必要に迫られた事例は、この半年間で何 かありましたでしょうか。 ○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。 ○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) 一般論としてお答え申し上げます。 教育長の不在が理由で、市長が教育委員会の業務や事務局職員に指示を出すことはあ り得ないと思っております。これを行えば、先ほど申し上げました、地方教育行政の組 織及び運営に関する法律第1 条の3 第4 項に抵触することになります。これは決して解 釈論で述べているものではございません。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) ② です。 ここら辺からは、自分もうまく説明できるかちょっと自信がないですけれども、ぜひ、 お答えいただけたらと思います。教育長は市長が議会の同意を得て任命できるとなって います。今のような教育長不在の長期化状況においても、市長の持つ教育長を任命でき るという権限は、その教育委員会の円滑な業務を阻害したとしても容認される、正当化 ができるものであるか、この点について市長の見解をお伺いしたいと思います。 ○ 議長( 小松紀夫君) 市長、依光晃一郎君。 ○ 市長( 依光晃一郎君) 私の認識では、平成2 7 年4 月1 日施行の地方教育行政の 組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律により、教育委員長が廃止となり、教 育長は市長が選任するという法律改正が行われておりますので、完全に独立した組織で はなく、法改正以前より市長に役割が与えられたと認識しております。もちろん教育行 政の最終的な執行権限は教育委員会にあることも認識した上です。 また、教育長不在の長期化につきまして、文部科学省や高知県教育委員会には御相談 しておりますが、市長に責任があるとの話は今のところいただいてはおりません。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) 事例がないので、正直、何とも答えようがないんですけれど も、ただ、事実として、教育行政に影響が出ているとの認識はしっかり持っていただき たいと思います。これは間違いない事実であると思います。 ③ です。 教育長不在による影響は、教育委員会の組織運営はもとより、広い分野に影響が及ぶ 状況となっています。教育長の不在がこのまま続くことは、教育の独立性、安定性、継 続性という教育委員会制度の根幹を脅かしかねない、極端に言えば、危機的状況である と思います。と同時に、結果的に、原則禁じられているはずの市長の教育への介入、影 響を、事実上行っている状況がつくられてしまっているとも考えられるのではないかと 思います。この点について、まず、教育長職務代理者はどのようにお考えか、お聞かせ ください。 ○ 議長( 小松紀夫君) 教育長職務代理者、宮地憲一君。 ○ 教育長職務代理者( 宮地憲一君) 教育長不在の状態が約6 か月も続いておりまし て、これ以上の長期化はあってはならないと考えております。一日も早く、香美市の教 育行政を担っていくにふさわしい方を教育長に任命していただき、教育行政の正常化を 図っていただきたいと教育委員全員が願っております。 また、9 月1 2 日に行われました9 月定例会議の一般質問で、市長は森田議員の質問 に対し、当然、教育に対して介入することはないと御答弁されております。この発言を 信じたいと思います。 以上でございます。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) 市長の御見解をお伺いします。 ○ 議長( 小松紀夫君) 市長、依光晃一郎君。 ○ 市長( 依光晃一郎君) まず、私が教育に介入しているのではないかという御質問 であると思いますが、私はそうは考えておりません。むしろそれを言われるならば、教 育委員の皆さんが、慣例として政治家である市長の提案に意見を言い、今回の件におき ましては、市長が提案しようとする以外の方について独自に人選し、市長に先んじて議 会に要望することは、教育委員が政治的に介入すること、イコール政治活動であり、こ ちらのほうが法律違反ではないかという声があることを御紹介させていただきます。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) 質問の趣旨とはちょっと違っていて、ちょっと自分の設問の 立て方が悪かったのかなと反省するところではありますけれども、教育行政に影響が出 てしまうということは、結果的に介入しているのと非常に似た状況ではないかというこ とを言いたかったわけです。設問が悪かったので、これはこれまでにさせていただきま すけれども、市長もいろいろこれまで丁寧に説明されておりますし、自分としては常に 中立、公正公平な立場で物事を発言しているつもりではおりますけれども、正直に申し まして、市長には一度冷静になっていただきたいと思うわけであります。5 月以降、い ろいろな問題が重なり過ぎて、うやむやにというか、忘れてしまっているものの一つに、 この教育長人事において、本来、市長が果たさなければならなかった最大の責任は何だ ったのかという点であります。これはもう本当に端的に言いますけれども、教育長の任 期切れとなる5 月2 5 日までに、新しい教育長の同意を議会から得ることがシンプルな ミッションであったはずです。そこにいろんなものが加味されて現在に至っているわけ ですので、なかなか簡単には解決しないかとも思いますけれども、その5 月2 5 日の期 日までに市長が任命できなかった事実は、まず、謙虚に受け止めていただきたいと思い ます。その上で、市民の利益を大きく損なうようなことも、客観的に見れば表面化して きておりますので、ぜひ、少し冷静になって、一旦考えていただく時間を持っていただ きたいなと思います。 ④ です。 これまでに市長の下に届けられた、市民の意見、要望は、一貫して教育長不在の一日 も早い解決を望むものであったと思います。市長には、市民の切実な願いに耳を傾け、 先ほどもちょっと触れましたけど、期日を守るという法令遵守の姿勢を再度確認してい ただき、早期解決を目指すことこそが最優先事項なのではないかと私は思います。市長 の見解はいかがでしょうか。 ○ 議長( 小松紀夫君) 市長、依光晃一郎君。 ○ 市長( 依光晃一郎君) まず、教育長の任期切れの時点で教育長を決めることがで きず、また、今まで長期化していることは、私の責任であると思っておりますので、お わびを申し上げたいと思います。 一方で、教育委員との関係性を修復しなければ、かえって問題が起こるのではないか ということも、市民の皆様も含めて、要望いただいた皆様にも御説明はさせていただい ています。今回の教育委員との論点は、香美市の教育行政は義務教育だけに特化するべ きか、または、私が目指す人生を通じての学びの機会、生涯学習的な視点で捉えるかで あると思います。この点につきましては、市民の皆様にもしっかりと御説明することが、 結果、市民の利益につながると考えております。教育委員の皆様に早期の合意を得られ るよう、努力してまいりたいと考えております。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) よろしくお願いします。 ⑤ です。 市長は、自らの行動について、市民に分かる形でしっかり説明をしなければならない と思います。重要なのは、教育長不在の状況を解決できる鍵は市長が持っていること、 これは間違いがないかと思います。早期に人事案を提出する意思を、ぜひ、表明してい ただきたいと思います。市民に対して、自ら提出期限を示すお考えはありませんでしょ うか。 ○ 議長( 小松紀夫君) 市長、依光晃一郎君。 ○ 市長( 依光晃一郎君) 今回のお話につきましては、まさに議員が言われるように、 市民不在になってはいけないと思っております。私としましては、教育委員が掲げる学 園都市構想がどういったものかを明確にしていただき、私が考える構想と何が同じで何 が違うか、明確にする必要がまずはあるものと思っております。 また、山田小学校P T A 会長でありますとか、鏡野中学校P T A 会長、校長会の皆様 とも意見交換をさせていただきました。私としましては、第2 期教育振興基本計画を高 いレベルで実現させるために、P T A の皆様や香美市民の御協力が不可欠と考えており まして、私と教育委員4 人だけで協議するのではなく、P T A の皆様にも議論に加わっ ていただきたいと思っております。例えば、市民向けの説明会として、まず、私が考え ている構想を発表し、次に、教育委員から学園都市構想を発表していただいて、御参加 の市民から御質問を受ける形で共通したイメージを導き、そして、住民も納得した形で 教育長を選べればと考えておりますので、具体的なことはまだこれからではございます が、私と教育委員が一緒になって、市民向けの意見交換会などを開ければと思っており ますので、この場を借りまして教育委員の皆様にお願いしたいと考えております。 ○ 議長( 小松紀夫君) 4 番、西村剛治君。 ○ 4 番( 西村剛治君) 最後になりますけれども、今、市長がおっしゃったような、 保護者の意見を聞きながら選ぶことが正しいやり方とは、正直僕は思いません。それは なぜかと言いますと、今ここに至っては、一日も早く新しい教育長案を出すことが重要 であります。もちろん、市長が言われるように人選も大事でありますが、この2 つ、早 く出すこととしっかり人選することを天びんに乗せてみて、どちらが重要であるか、ど ちらが先に解決するべきことなのかをしっかり協議していかなければ、なかなか市長の 思うようには進まないかなというのが、正直な印象であります。 ただ、今回、解決の方向性について、ちょっと自分としては見えたのかなと思うとこ ろもありましたので、議会にお声かけもいただけるということですし、ぜひ、早い動き を期待して質問を終わりたいと思います。 ○ 議長( 小松紀夫君) 暫時休憩いたします。 ( 午後 0 時0 1 分 休憩) (以下略)
~~~~ここまで~~~~